クラウドファンディングとは

クラウドファンディング(ソーシャルレンディングとも呼びます)とは、お金を借りたい人や企業(ボロワー)とお金を貸したい人や企業(レンダー)とを、主にネット上で直接結びつける仕組みのことです。

クラウドファンディングは投資型、寄付型、購入型の3タイプに分類されるようですが、当サイトでは投資型のみに焦点を当てていますので、以下の説明も、投資型のクラウドファンディングに関するものです。

従来の金融業は、銀行やクレジット会社、いわゆるサラ金業者などが貸し付けるための資金を調達し、それを借り手に提供していました。銀行の預金者や企業への出資者は、一体誰に化しつけられるのか、どのような条件で貸し付けられるのかはわからず、まったくノータッチです。

これに対しクラウドファンディングの場合、貸し付け条件が明確にされた上で、レンダーは出資するかどうかを決めることができます。予定されるリターンもあらかじめ明示され、リスクとリターンをレンダーが天秤にかけた上で、自分にとって最適なリスク・リターンのバランスを考えて出資を決めることができます。

クラウドファンディングでは、場合によっては、借り手が誰であるか、借りる目的は何であるかが明確にされるケースもあります。

Maneoは通常の企業活動を扱う場合が多く、貸し手もリターン目的である場合がほとんどですが、ミュージックセキュリティーズなどの場合は、借り手のプロジェクトが明確にされていますから、自分の気になるプロジェクトをサポートするつもりで出資する形態を取っています。この意味でManeoは経済性が強く、ミュージックセキュリティーズは社会性が強い、と言えます。

この他にも、ほとんど無利子で貸し付けるもの、非常に低利子で貧困層向けに貸し付けるもののように、完全に社会性を重視したクラウドファンディングの形態もありますし、その逆で、消費者金融にクラウドファンディングの特徴を取り入れたサービスもあります。

つまり、事実上クラウドファンディングを定義しているのは、お金を出資する目的ではなく、自分で出資先を選び、最低限の中間マージンで投資できるという、インターネット時代に適合した仕組みであると言えると思います。

ソーシャルレンディングの参考書はこちらをどうぞ。