応援ばかりでいいのか?クラウドファンディング

私はミュージックセキュリティーズなどで、よく投資をしています。しかし、何年か経過して見えてきたのは、手数料も加味して投資家にとっての黒字を出してくれるファンドの数は、多分、数割程度という現実。そして、倒産したり、資金繰りに困って支払いが遅れたりするファンドの数も多いこと。

ビジネスの内容や商品に興味を持って支援していますから、ファンドがうまく行かなくても仕方がない、自己責任ではあります。しかし、あまりに資金繰りなどが稚拙なビジネスも多いのではないか、事業の予測が甘すぎるビジネスも結構混じっているのではないか、というのが正直な感想です。

「気に入ったビジネスを支援する」というのが言い訳になってしまっている面はないのか?うがった見方をすればミュージックセキュリティーズは一種のプラットフォーマー、手数料商売です。

ただこれはミュージックセキュリティーズを非難しようというわけで指摘しているのではありません。結局投資をする側が、プラットフォーマーのモーチベーションはどう働くか、各ビジネスの収益性や社会性を判断する見識が自分にあるのか、そうしたことを考え直す必要がある、ということです。

私自身は、投資に際しては以前よりも慎重になりました。それでも、ミュージックセキュリティーズのサイトに新たなファンドが掲載されるのを楽しみに待っているのですが。